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さあ、とんでもない男が陸上界に出現した。京都洛南高生の桐生祥秀(よしひで)だ。
4月29日の織田記念国際陸上100mで何と10秒01の世界ユース最高記録を出したのである。
桐生の時代が幕を開けた。
10秒01である。17歳である。もう陸上界は日本人初の9秒台が夢じゃなくなると大騒ぎ。
昨年秋、10月の国体と11月のエコパトラックゲームズの男子100mで、10秒21と10秒19の世界ユース(17歳以下)最高記録を連発したばかりの高校二年生。
最初に観客を驚かせたのは昨年10月5日の「ぎふ清流国体」。
少年男子A100m決勝で、2位以下を大きく引き離してゴールしたタイムが10秒21という日本高校新&ジュニア日本新記録だった。
それまでの記録は、4月の織田記念陸上で小倉東高3年の大瀬戸一馬が出した10秒23。
こうなったら9秒代は時間の問題だろう。
しかしそんな“17歳以下世界最速の男”の道のりは華やかなものでなく、地道に努力を重ねたものだった。
小学生時代はサッカー少年。ゴールキーパーをやっていたが、滋賀県の彦根南中への進学を機に陸上を始める。中学時代はベストタイムは10秒87。全国中学大会も200mこそ2位になったが、100mは決勝進出を逃した。
「高校へ入ってからはまず体のバランスを整えました。サッカーでも右足ばかりで蹴っていたから……」と言う桐生はトレーニングの成果もあり、高校1年で10秒58まで記録を伸ばした。
そして今年5月の国体選考会で10秒48を出し、その1週間後の高校総体市内ブロック大会では10秒27と一気に記録を伸ばしたのだ。
これからはもうスポーツ界の目は彼に釘付けになるだろう。桐生の時代が幕を開けた。
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2013-05-04 13:54
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