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もうあんな存在感のある役者は出てこないのかもしれない。
何せ、私生活すべてを役者として生きたんだから。そんなことなど今の時代でできるわけはないのだから。
老人役の役作りに歯を10本も抜く。10本も。
乞食役の役作りに浮浪者になり一般人にからんで交番行きとなる。
離婚歴3回、というか4度の結婚。
22歳下の女優太地喜和子の実家に10年後の結婚の申し込みに行きそのまま同居を始める。
3ヵ月もたたぬうちに逃げ出す。後年、彼女に送った名セリフ「君にひれ伏したくなかったから」
これ全て実際の出来事だというから、役者と私生活との境目など何もない。
私生活を売り物にした作家、太宰治。作品には自身の生活がうまく描かれている。
不倫、心中、芥川賞への執着、生い立ち、まるで事実である。
その事実をドキュメントとしてではなく、人間のロマンティックなさがとして織りなす天才。ずるいと思う。
小生も才能さえあれば間違いなく彼らの仲間入り(入れてはもらえないが、末席ぐらいには・・・)を果していたのではないか。
男って小心者で常に世の中から脅迫されているような感じで、とても生まれたからこの方の生身の自分ではいられない恐ろしさの中に生きている。だから自分の人生までも演じるしかないのである。
破天荒な人生の中で一つだけ至宝を生み出しましたね三國さん。ご子息は今や日本を代表する俳優ですよ。
三國さん。今頃、天国のアウトバーンをベンツのSLツーシーターでかっ飛ばしているのでしょう?
お疲れ様、三國さん。そして乾杯!
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2013-04-16 21:25
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