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真央ちゃん。ソチで引退といいます。
22歳の引退とはまたスポーツ界の厳しさを垣間見るような気がします。
3回転が飛べなくなるまで現役でいることはフィギア界の中ではご法度なのかも知れません。
もっともっと真央ちゃんは国民のアイドルになるべきであり(まだ盤石ではないと思っている)、国民の誇りとなれる人だと思う。
真央ちゃんの引退談話の中に「子供が欲しい」とあった。これを聞いてすぐ思い出したのはキムヨナの父。
キムヨナ本人ではなくその父である。
小生はキムヨナがバンクーバー五輪で金メダルをとった際、彼がにこりともせずにインタビューに答えていたのを鮮烈に覚えている。
父はこう言った。
「娘と妻は神様にとられた。神様にこの10年を、私たち家族のこの10年を返してほしいと言いたい。」これが世界一の選手の親の金メダル直後の弁である。
涙がこぼれた。
我々の想像を絶するほどの10年だったのだ。この10年間、追い求めたものが今ここにある。これが焦がれた歓喜の思いだったのか?なんだったのか・・・・・?
「10年を返してほしい」これが金メダルで得た結果の偽らざる「気持ち」なのだ。
そう考えると長い期間にわたって現役を続けるということは、あまりにも過酷な人生に終わってしまうということなのかもしれない。
もう何十年も前にソ連(現ロシア)のフィギアで金メダルをとったペアがいた。
非の打ち所のない、寸分のズレもない、息の合った演技に観客はため息をついたものだ。
ところがその選手はリンク上でも、リンクの外でも、互いに一言も口も利かぬ犬猿の仲だったそうだ。金メダルの為。人間はどこまでも行ける。どんな人物にもなれる。どんな我慢もできる。
真央ちゃんには言ってほしくない「10年を返して」とは。
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2013-04-16 21:07
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