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ラーメンズとザ・ギーズとに向き合って暇つぶしに他の芸人を見ればいい。
キャラクターにたより、雰囲気にまかせ、笑ってもらえるのを待つ。そんな昨今の風潮の下にあって、なんとまあ、論理的なコント、演繹的なシナリオ、言葉への強いこだわり、飾りのない無垢なモノトーン舞台。
ラーメンズは新しい笑いの境地を見事に切り開いたコンビである。
多摩大学出身のアーティスト。芸の世界もまた学歴や専攻によっても花開く時代になってきたか?
コロンブスの卵のように最初に見つけ出し、やることが偉大であるのだが、脳みその仲を見てみたいコンビだ。
同じように、ねりにねった構成、言葉や論理をコントの背骨とする、ザ・ギースの二人。
ラ-メンズにはうっと感心させられたが、ギースにはお腹の底から笑わせてもらった
。彼らまた早稲田と明治の高学歴芸人なのである。
もしかすると、ラーメンズもザ・ギースも共に芸人にあって芸人にあらず・・・の、思想と哲学をもってはいまいか。芸はアートでなければならぬ・・・・昨今の刹那的芸風へのアンチテーゼなのではないか。
現に「売れて」はいないのである。ギースなどは時折見かける芸人バラエティ番組でこう嘆く「売れてないんです」と・・・・。
心配するな、必ず花開く時が来る。腹の底に響く君たちのあの芸は、きっと芸能の中に新しい海路が生まれようとしているのだ。そして君たちこそがその処女航海への新しい水夫なのだ。
これからも徹底的に考え抜いてへとへとになるまで考え抜いて、舞台にテレビに立って欲しい。
ラーメンズとザ・ギースに脱帽、そして乾杯。
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2013-04-15 21:44
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