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ユーミンが紫綬褒章を受けました。
ニューミュージックという分野では初めてですね。
なんだか国が表彰する対象としてはあまりに日本離れしたポップな感じがしますが、
実は彼女の楽曲はもう随分も前に小学校の音楽の教科書で歌われていて、
文部省(当時)唱歌を通じて国に奉仕した実績があるのです。
ユーミンファンなら知らない人はいない「瞳をとじて」という歌です。
この歌の誕生には泣かせるエピソードがあります。
ユーミンがパーソナリティを務めた深夜放送にリスナーから一通の手紙。
長崎県の離島の中学生からでした。
「私たちの学校には校歌がありません。
どうか私たちのために校歌をつくっていただけないでしょうか」
そしてユーミンは何とリクエストに応えて作っちゃうんです。
もう島は大騒ぎ。
そしてあの名曲が流れるのである。まるで寄せ来る波に
メロディーが乗っかっているようなゆったりとして澄み切った曲。
「風が止んだら、沖まで船を出そう・・・・。」
天才です。
そして、この曲は文部省の唱歌として音楽の教科書に掲載されたのです。
やっと国が認めた松任谷由実。というよりも、その存在を無視できなくなったユーミン。
この人の作る歌には人間の喜怒哀楽がちゃんと現れていながら、
決して重たすぎることはなく軽快さを忘れず、
それでも重厚な内容でメッセージするときにはその趣旨にあった編曲が
幾重にもきちんとなされ、ポップでありながらクラシカル。
日本が誇るポップアーティスト。八王子の古い呉服屋の娘というのがまた実にいい。
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2013-04-29 10:07
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