スポンサーリンク
ネットで調べたら卵かけごはんが750バージョンでていました。
もう様々などんぶりに卵が何らかの形でかかわっているしろものです。
でもみんな美味しそうで、おそらくはずれはないんでしょうね。
でもやっぱり、シンプルな卵かけごはんがいいのです。
上質な醤油と上質な白米と卵黄と卵白の四天王がおりなす「日本の芸術」。
ゆっくりゆっくりとしかし存分にかきまわして、米粒一つ一つに醤油卵がからみつくように仕上げ、茶碗のへりからさらさらと口に流し込む。
米の甘みと醤油卵のコクとが混然と口の中に広がる。
ああ嚥下するのがもったいない。
舌から天井まで口腔全体に何度も何度もなすりつけて、十分に風味を味わった後に、ゆっくりと飲み込む。
食道をゆっくりと通過しながら胃の腑に卵かけごはんが沈んでいく。
至福の時。
さあ二口目の試技。
一口目より少しだけテンポをあげて流しこむ。
三口目からは軽快なリズムにのってテキパキと食す。
この料理の発明者は一体誰で、いつの時代だろうか・・・・。
さて最後の一口が茶碗にそっと美しい艶を放ちながら鎮座している。
謹んでいただこう。
稲作文化日本に生まれ、世界に冠たるソイソースに親しみ、生食文化の権化ともいえる割ったまんまの生卵。
ああ、最後の晩餐はこれでいい。
スポンサーリンク
2013-04-24 00:17
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
共通テーマ:グルメ・料理
コメント 0