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一種の天才かもしれない。
ピースの「お花屋さん」というコントを見たときそう思いました。
不良学生の二人が客とアルバイト店員として再開し、お互いを罵り合うところから物語は始まるんですが、その交わされる口撃がどこか心温まる感じがしてたまらない。
客の不良が「妹の誕生日に花を送りたいかららいいのを選んでくれ!」と罵りながら注文する。
それを聞いた店員アルバイトの不良が、ピンクの花をみつくろい「値段はサービスしておいたからなこのやろう!」とこれまた罵り返す。
「てめえ、お茶とかする時間があんのかこのやろう!」「店長に30分時間をもらったこのやろう!」・・・・。
そんな激しく暖かいやりとりが繰り広げられるのです。
やがて二人は仲良しになり、一つの遊びに熱中するようになります。
相手が持つ花に先に魅了された方が負け・・というこれまたおかしなゲームなんですが、その形が実に面白いんです。
まるで敵同士がナイフを持って向き合い、果し合いをするような恰好で、お互いナイフの代わりに一輪の花を右手にもってにらみ合います。
このシーンはあまりに衝撃的で涙を出して笑ってしまいました。
こんな発想をする又吉氏は太宰をこよなく愛しているそうです。
暗さの中に笑いがある・・・と、また難しことをいっています。
単なるお笑いでありながら深い洞察から人間の恥を表現できる彼は、まさしく太宰を意識していると思います。
又吉に乾杯!
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2013-04-20 02:46
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