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山の上ホテルといえば、文豪ゆかりのホテルと言われています。
神保町という土地柄、出版社が近いということもあって、作家が原稿の締切間近に編集者の監視の下で監禁状態で原稿を書かされていたそうです。
文豪ゆかりというとどこか遠くの温泉宿のイメージがありますが、このホテルは都心のど真ん中にありアクセスは抜群にいいのです。それもあって大衆にとっては宿泊場所というよりもむしろ食事で有名なところではないでしょうか。
なんといっても天ぷらでしょう。
えっ?ホテルなのに天ぷら?と思われる方もたくさんいらっしゃるでしょうが、ここの天ぷらは食通で知られるかの池波正太郎を唸らせた、当ホテルの看板料理なのです。
ここの天ぷら料理を確立し有名にしたのが、今は独立されて銀座で天ぷら「近藤」の店主である近藤氏です。ミシュランの星をとられた実力者でこの方が山の上ホテルにいらっしゃった頃に「山ノ上ホテル天ぷら」を開発・確立されたのです。(こないだ銀座近藤で食した「さつまいものまるごと天ぷら」は死ぬほどウマかった)
山の上ホテルは、天ぷらもさることながら中華良し、ステーキ良し、バー良し・・・・のホテルです。特にほんの数席しかないカウンターバーは秀逸です。じっくり飲むのもよし、サクッと引っ掛けるもよし。
帰りは神保町駅までお散歩。そんな山の上ホテルの火事。これからどうなるのか心配です。
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